2019/12 買ったCD
12月分、13枚の感想を書いていきます。
今月は特に欲しい新譜が無かったので、国産メロデスに手を出したりしてました。
August Burns Red/Found in Far Away Places:91
メタルコアバンドの6th。半年前に購入した7thは個人的にメタルコアNo.1アルバムと言えるくらいに気に入っています。
ストリングスや西部風?メロディ等プログレッシブな要素を含んだバリエーション豊富な楽曲群は流石。メタルコアらしいカッコよさとプログレッシブなドラマ性を持ち合わせたハイクオリティな作品。
.fav『Identity』
Cyhra/Halos in Hell:92
Amarantheの元vo、InFlames元gtのイェスパーが所属しているすごいメタルバンドの2nd。
1stに続いて高クオリティ。イェスパーの叙情メロはそこそこに、Amarantheの(よく知らないけどとてもうまい)ひとを中心とした歌モノです。好みの音楽性ではないのですが、自然と口ずさんでしまうキャッチーさ。キャッチーでありながら聴く度に引き込まれるスルメ感を兼ね備える、求心力が非常に強い作品です。今年のベストアルバムに選出する方が多いのも頷けます。
.fav『No Halos in Hell』
Dark Flood/Inverno:92
メロデスバンドの3rd。このアルバムのリリース時点で結成22年というマイペースぶり。
クリーンやkeyを多く含んだゴシック寄りのメロデス、かなり聴きやすいです。メロデスっぽくないメロデスとして絶妙なラインを保っています。散りばめながらも派手過ぎず邪魔にならないkeyの使い方も非常に好みです。
.fav『Summer』
Katatonia/Dethroned&Uncrowned:85
9thアルバムを全編アコースティックアレンジした作品。このバンドの9th自体かなり気に入っており、美しいジャケにも惹かれて購入
アートワーク、力が入っています。統一感が素晴らしく、これだけで所有欲が満たされる出来。何度か通しで聴きましたが、元祖を超えるようなモノは感じられませんでした。雰囲気で流す分には悪くないと思います…元が良いので。アコースティックにより9thでは隠れていた美しさが強調されている楽曲もありますし、その逆も然りというカンジです。
.fav『Undo You』
Meadows End/Sojourn:84
メロデスバンドの3rd。
ミドルテンポ中心の叙情メロデス。keyやバイオリンを使用した美しい音色が印象的、暗黒美を感じさせる曲調は好みのものです。アプローチのバリエーションが少なくkeyを多用していることから、トータルタイム63分という数字以上に冗長感が否めません。
.fav『Heathens Embrace』
Nightrage/ Insidious:82
メロデスバンドの5th。
ツインギター構成によるお手本のような質の高いメロデスを聴かせてくれるバンド。単体だと非常に楽しめますが、アルバム単位で見ると捻りが少なく冗長感が否めません。正統派メロデスで15トラックはキツい。頭がピークでした。
.fav『Delirium of the Fallen』
Shatter Silence/Opening of the End:84
国産メロデスバンドの1st。
メロい国産メロデスが多い中、比較的タイトに聴かせる本格派です。聴いていて初期のTriviumを想起しました。上手いとは言い難いクリーンは好みが分かれそう。粗さは強く感じますが良い意味で国産らしくない、ポテンシャルの高いバンドを知れました。
.fav『The Monochrone Sky』
Shatter Silence/Glory will Under the Sky:81
2nd。
サウンドプロダクションは発展途上ですが良くなっています。keyを使った美しさを強調するパートが増えていますが、このバンドが本来やることとはズレているように感じてしまいどっちつかずな印象。
.fav『Everlating Bright』
Shatter Silence/Shatter Silence:92
3rd。完全に化けてます…!
実はこのアルバムの楽曲を試聴したことが1~3購入のきっかけでした。セルフタイトルアルバム+マスタリングにジェイコブ・ハンセン、アートワークにDarkTranquillityのニクラスという人選ということから今作への自信と気合の入りようが分かります。ジェント的なノリのあるリフと低く迫力のあるボーカルは相性抜群。Voは同じ人ですよね?今までのギャーギャー喚くタイプのデスボからかなり良くなってます。2ndと同バンドとは思えない程にタイトなモダンメロデス。ネックだったクリーンは綺麗さっぱり無くなっています。
.fav『Desire Flames』
Swallow the Sun/Plague of Butterflies:85
ドゥームメタルバンドのEP。
「Losing the Sunsets」「Plague of Butterflies」「Evael 10:00」3部で構成された34分1曲のEPとなっています。スロー中心のゆったりした中でも緩急のつけられたドラミングやメロディの妙が素晴らしい。ひたすらな絶望的で耽美な世界にうっとりするばかり。
Veiled in Scarlet/Lament:83
国産メロデスバンドのEP。前作にあたる2ndも購入しましたが、ボーカルが聴くに堪えませんでした。新voを迎えての作品となります。
洋風なジャケット、クオリティの高さから国産と知ったときは驚きました。しかしクサすぎるメロディにそれらしさはありますし、個人的な好みとはやや外れます。EPのためトータルタイムは19分ですが、全曲濃いのでお腹いっぱいです。
.fav『Drizzy Rain』
Veiled in Scarlet/Atonement:83
3rd。
メロメロデサーにはたまらない泣きメロをこれでもかと詰め込んだアルバム。非常にメロディのクオリティが高いです。トータルタイム36分という短さながら、のめりこめないと展開に単調さを感じてしまいます。
.fav『The Throne』
サカナクション/834.194:88
サカナクション6th。
メタルに出会う前に大好きだったバンドです。6年振りのアルバム、それまでのペースと比較するとかなり期間が空きましたね。ポップでキャッチーな楽曲も増えました。シングルカットが多く、アルバムとして完成させるのは難しいと思っていましたが、2枚組にしてなんとか成立させた印象です。夜を思わせるB面の方が好きです。5~6の間で僕の中でかなり音楽的嗜好が変わりましたが、やはり自分の本質はココなのかなと。
.fav『グッドバイ』