すーさー備忘録

ちょこちょこと。

2020/8 買ったCD

 

8月分、11枚の感想を書いていきます。

 

Aether Realm/Tarot:★★★★☆

Tarot | Aether Realm

メロデスバンドの2nd。新譜である3rdから知ったバンド。フォーキーなメロディやキラキラキーボード、これはハイクオリティな北欧バンド…と思いきやなんとアメリカ産。言われてみればクリーンの挿入やカラフルな個々の楽曲に米国感があるかも。そしてクサメロでも飽きにくいプログレッシブな感性を強く感じます。自主制作盤のためサウンドプロダクション面でやや難はありますが、否はそれくらいです。おきにメロデスがまたひとつ増えました。.fav『The Sun, Moon, Star』

 

Aether Realms/Redneck:★★★★☆

Redneck Vikings from Hell / Æther Realm : ぴろぴろめたる

続く3rd。フォーク成分を残しながらもかなりスッキリ、モダン化と言っていい方向に大きく舵を切り、サウンドプロダクションは確実に向上しています。fav曲を含め、より楽曲の個性が強くなったように思います。「キャッチー」「モダン」の一言で片付けるには勿体ないくらいに面白いことやってます、求心力の高い作品です。.fav『Goodbye』

 

Draconian/A Rose for the Apocalypse:★★★★

DRACONIAN 『A Rose For The Apocalypse』 レビュー : Welcome To My ...

ゴシックドゥームバンドの5th。低音グロウルと美しい女声voが織り成す退廃的美しさは貫禄十分。世界観が統一されているだけに非常に安定感がありますね、聴いてきたDraconianの作品の中でも楽曲の充実度は1番かもしれません。特に前半の泣きメロの応酬はスゴイ。.fav『End of the Rope』

 

Enslaved/E:★★★☆

Enslaved - E (2017, Red with Bone/Grey Splatter, Vinyl) | Discogs

プログレブラックバンドの14th。今作からkey兼クリーンvoがメンバーチェンジしているようです。keyに違和感は無いのですが、無機質に淡々と歌い上げる前任と比較すると人間味ある抑揚のあるコーラスになりました。個人的には神々しさのあった前任の方が好きですね…。構築感が増し、よりプログレに振った作風となった反面、一撃必殺クリーンvoの威力が弱まったこともあり決め手に欠ける印象。.fav『Storm Son』

 

Fractal Universe/Rhzomes of Insanity:★★★☆

Rhizomes of Insanity | Fractal Universe

テクデスバンドの2nd。複雑で機械的な演奏とスペーシーなメロディが浮遊感を生み出す、咆哮には野獣のような迫力があり、野性味あるObscuraといった印象です。緩急の付け方が巧く、アルバム通して聴かせるだけの力が十分にありますし、MetalBladeの有望株として楽しみなバンドです。.fav『Masterpiece's Parallelism』

 

Gasoline Heart/You Know Who You Are:★★★★★

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ロックバンドの1st、はつきき。全く知らないバンドでしたがめちゃくちゃ良いです。正にロックなノリの良い演奏とそこに漂う哀愁が堪らない。1曲1曲が心に刻まれました、大好きです。知名度が低いのは同系統のバンドが多い、目新しさが無いからなのかもしれませんが…でもこれクオリティ文句無しですよ、洋ロック好きなら聴くべし。.fav『Move Along』

 

Haggard/Eppur Si Muove:★★★★☆

Haggard - Eppur Si Muove (2004, CD) | Discogs

ゴシックメタルバンドの3rd。はつきき。オーケストラ隊含めて17名という、メタルバンドと呼ぶのが躊躇われるスケール。シンフォニックなアプローチをするメタルバンドは数あれど、ここまで本格的なのは初めてです、ちょっと気圧されますね。クオリティはホンモノ、デスボとフィメールボイスが作り出す美と酷の対比は見事ですし、ギターはリフに徹することで荘厳なストリングスによる素晴らしいメロディをより際立たせています。なかなか敷居が高いように感じますが、本格派ゴシック・シンフォデスとして最高峰の作品ではないでしょうか。.fav『per aspera ad astra』

 

Haken/Virus:★★★★★

HAKENが新譜『Virus』を6月に発売! - BURRN! ONLINE

プログメタルバンドの6th。全てがfav曲に選べる程に個々の楽曲が光っています、素晴らしい。5章17分に渡る終盤の組曲「Messiah Complex」は過去曲のフレーズや他ジャンルを取り入れた円熟味と緊張感のある構成になっています。安定感抜群のテクニカルな演奏と朗々とした歌声、プログメタル界のトップクラスとして多くのフォロワーを持つHakenのある確かな実力を見せつけた傑作。.fav『Canary Yellow』

 

Hanging Garden/Into that Good Night:★★★★☆

Into that Good Night | Hanging Garden

ゴシックドゥームバンドの5th、はつきき。デスボを中心にクリーンを織り交ぜる、陰鬱ながら耽美な美しい側面を感じる音楽性。めちゃくちゃ良いですね、星空を眺めながら聴いたら最高に浸れそう。アートワークもぴったり、ジャケット見てポチッたくらいには気に入ってます。篭ったような音作りが気になりました、前作までと同じ作りをしているのか分かりませんが、作風を考えてももっとクリアな方が嬉しいですぼくは。

.fav『Of Love and Curses

 

Moonspell/1755:★★★★

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ゴシックメタルバンドの11th。1755年のリスボン地震をコンセプトにしたアルバムということで全編に渡ってポルトガル語、エキゾチックなメロディや大仰なコーラスが多いですね。ゴシック強めな渋い作品も好きですが、荘厳でメロディの主張が強い、分かりやすくカッコイイシンフォニックデスをやっている今作もかなり良いです。.fav『Ruinas』

 

Soilwork/The Ride Majestic:★★★★☆

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エクストリームメタルバンドの10th。コレ良いですね。次々と新しい激烈な展開を紡いでいく情報量の多さ、ブラストを含んだエクストリームな音を鳴らしながらも円熟味ある聴きやすさを持っています。Soilworkの作品は大体揃えていますが、コレか新譜が1番だと思います。ここに来て二次全盛期迎えてるのスゲーなあ。.fav『The Ride Majestic』