2020/9 買ったCD
9月分、10枚の感想を書いていきます。
Amon Amarth/Surtur Rising:★★★☆
ヴァイキングメタルバンドの8th。焔の巨人スルト、襲来!という超カッコいい邦題。ジャケからも伝わる楽曲の猛々しさ、高揚感。僕はこのバンドはどれも同じように聴こえてしまいますが、裏を返せば安定してカッコいいですね。.fav『War of the Gods』
Dizzy Mizz Lizzy/Forward in Reverse:★★★☆
オルタナバンドの3rd。活動休止を挟んで20年振りのフルアルバムとなった作品、ベテランですが最近知って好きになりました。3ピースの構成ながら安定感抜群の演奏にキャッチーなメロディセンスが光るバンドです。1st、2ndの哀愁感が温もりに変わったような、元々大人びたバンドでしたがより円熟味が増していますね。.fav『Love at Second Sight』
Karnivool/Themata:★★★★
プログロックバンドの1st。ニューメタル的なうねりのあるオルタナ感、繊細かつダイナミックな演奏が印象的。オーストラリアのバンドですが、中近東風のメロディが聴かれるのも面白いです。変拍子を多用しながらも気持ち悪さのない、美ヘヴィロック。次作2ndも購入済みで素晴らしい出来です。.fav『Themata』
Karnivool/Asymmetry:★★★★
3rd。傑作2ndを経て、さらに深遠な世界観を強めています。終始、力感の無いリラックスした流れで聴いててめっちゃゆとれる。楽曲単体のインパクトというよりはアルバム単位での聴かせ方に優れている作品だと思います。彼らの音楽性における極地の1つが示された作品。.fav『Sky Machine』
Mother of Millions/Artifacts:★★★☆
プログメタルバンドの3rd、はつきき。メランコリックなメロディに憂いのある歌声、センスある構築感、KatatoniaやLeprousを想起させる音像です。一貫されたダークで知的な雰囲気はかなり好みです。新品購入なのにデジパックの角が潰れてておこってます。.fav『Rite』
Parasite Inc./Time Tears Down:★★★★☆
メロデスバンドの1st。ザクザクとしたリフを中心に甘すぎないカッコいいメロディを聴かせてくれるバンド。モダン寄りですが、他のモダンメロデスと比較して地に足が着いている、自分達の音楽への理解度が高いように感じます。1stながら渋いカッコ良さを持ったレベルの高さ、ある程度メロデスへの経験値がある方なら一聴して惹かれるのではと思います。.fav『The Pulse of the Dead』
Parasite Inc./Dead and Alive:★★★☆
2nd。基本的には音楽性は同様。ややキラデス感が増しましたかね、聴覚過敏のせいか好みか判りませんがキラッキラしたkeyが苦手なのです。武骨なカッコよさは減衰してしまいましたが、クオリティには安定感あります。.fav『Once and for All』
The Pineapple Thief/Versions of the Truth:★★★★☆
プログロックバンドの13th。いくつか楽曲を聴いたことはありますが、フィジカルを購入するのは初めて。 PorcupineTreeを髣髴とさせる儚さや暗さがありますね、PTやKingCrimsonでドラムを叩いたギャビンハリソンが在籍しているようです。他作品と比較して(まともに聴けてないですが)、美しいサウンドスケープに加えて重みを感じるリズムワークが入り込んだことで緊張感が増していますね。カッコいいです。.fav『Demons』
Wheel/Moving Backwards:★★★★
プログロックバンドの1st。Toolを想起させるリズム感や歌い回し、数多のフォロワーの中でもクオリティは上位でしょう。平凡なバンドのアルバムの中に入っていたら「おっ!」っと耳を引かれるようなフックのある曲ばかりです。フックが多すぎて逆に埋もれてしまっている印象もあります、アプローチの幅を増やしていけば独自性を持ったかなり面白いバンドになると思います。.fav『Vulters』
Xaon/Solipsis:★★★★
シンフォデスバンドの2nd。壮大なオーケストラを導入した本格的なシンフォックアプローチが印象的。個人的にキラキラとしたシンフォアレンジがやや苦手に感じますがとにかくハイクオリティ。静寂パートを含んだ展開の緩急も巧く、シンフォ系の中でもアルバム通して聴きやすい作り。1stを聴いたときも思いましたが、もっと有名になっていいはず。.fav『Eros』