2020/4 買ったCD
4月分、15枚の感想を書いていきます。
今回から作品につける評価を変えてみました。新年度ですし
Amesoeurs/Amesoeurs:★★★☆
ポストブラックバンドの1st。
アメスール、Alcestのフロントマンによる別プロジェクトです。基本的な音楽性は近いですが、Amesoeursは幻想感を抑えたミドル・アップテンポ多めのバンドサウンド。曇り空のようなどんよりとした空気感を持っています。アンニュイな雰囲気の女性voの存在も大きいですね。
.fav『Recuillement』
Amon Amarth/Deceiver of the Gods:★★★
ヴァイキングメタルバンドの9th。有名バンドですがフィジカルを買うのは初めてです。
ミドルテンポでどっしりと構えた武骨な楽曲が多い印象。メロディアスでありながら渋さがあります。1曲目のfav曲が凄すぎるだけにそれ以降のダレが否めなかったです。
.fav『Deceiver of the Gods』
Caligura's Horse/Moments From Ephemeral City:★★★★
プログメタルバンドの1st。
最近の新曲を聴いてドハマりした最熱バンド。個人的に豪州のバンドは多要素を纏め上げるバランス感覚に優れているように思っていて好きなバンドが多いです。初期はToolに代表されるダークプログレ系統から影響が強いようですが、陽の光も感じる、ジャケットの通りカラフルな作品。楽曲に溶け込んでいない浮いているパートもありますが、1stにして非常にアーティスティックで技量も文句なしです。
.fav『Silence』
Caligula's Horse/In Contact:★★★★★
4th。ほしいつつ!
カラフルでダイナミックな作品。高い技術から紡がれる起伏のあるドラマチックな楽曲1つ1つに僕がプログメタルに求めていたモノが詰まっています。最高です。5月リリースの新譜はこれを超える作品になりそうですね。
.fav『The Hands are the Hardest』
The Foreshadowing/Second World:★★★
ゴシックメタルバンドの3rd。はつきき
男性voでしっとりと歌い上げる本来のゴシックを追求した音楽性。ムード重視で派手さも控えめなので求心力は弱め。ゴシックバンドのvoとしては満点に近い艶のある上手さに聞き惚れます。起伏に乏しいのでやや飽きを感じるのが難点。
.fav『Ground Zero』
The Foreshadowing/Seven Heads ten Horns:★★★☆
4th.
よりメロディアスに、曲展開もメリハリが大きくなり聴きやすくなりました。アプローチの幅が広がったようにも感じますが、ダークで耽美な音楽性は貫禄を感じるほどに安定しています。
.fav『Lost Soldiers』
Heaven Shall Burn/Iconoclast:★★★☆
メタルコアバンドの5th。
ブルータルなリフと甘すぎない叙情メロの対比。 不変のスタイルでカッコイイ。
.fav『A Dying Ember』
Muse/Simulation Theory:★★☆
オルタナロックバンドの8th。
シンセをより多様したモダンエレクトロな作品。このご時世を意識してシングルを組み合わせて作られたようで、3,4分の短い曲で固められています。ポップさでいえば統一感はありますが、ドラマ性は無いため、アルバムで聴くことにはやや疑問の残る作品です。
.fav『Thought Contagion』
Mutiny Within/Mutiny Within:★★★★
メロディックメタルの1st。はつきき
中古で安かったので買ってみたんですが当たりでした。爽やかなメロディセンス、伸びのあるハイトーンは一級品。デスボイス、テンポチェンジや変拍子を溶け込ませるプログレッシブな側面も見られます。他のアルバムはフィジカルが流通してないようですが聴いておきたいですね。
.fav『Images』
Novembre/Materia:★★★☆
ゴシックメタルバンドの5th。
デスボイスを織り交ぜたプログレッシブな展開、アトモスフェリックな要素を持ったアート志向の強いバンドです。長尺で倦怠感のあるムードが強いので、身構えて聴くと微妙に感じてしまいます。鬱くしさにゆったりと浸かれる作品。
.fav『Aquamarin』
Novembre/Ursa:★★★★
7th。
より一層浮遊感が強まっており、Alcestを聴いていると錯覚するほど。倦怠感のあるクリーンと吐血しているようなデス、同じ人間が発しているとは思えない豹変ぶり、vo。クマとおっぱいが可愛らしいジャケもグッド。
.fav『Ursa』
Swallow the Sun/Emarald Forest and the Blackbird:★★★☆
メロドゥームバンドの5th。これでSTS全作揃いました。
非メタルサウンドなメランコリックなアプローチが目立ちます。Nightwishのvoをゲスト招いたこともありゴシカル強めですね。...難しいです、個人的にこのSTSはメタルを押し出さないと、メランコリックが行き過ぎて冗長になってしまう印象があります。北欧的美メロも他作と比較すると弱く感じました。悪く書きましたが貫禄たっぷりの一枚、なんだかんだで好きです。
.fav『Of Death and Corruption』
Tool/Aenima:★★★★
プログメタルバンドの2nd。
のちのプログレッシブ系バンドに多大な影響を及ぼしたバンド。この2ndが出世作らしい。ダウナーな雰囲気を常に纏いながらもどこかクセになるフックを多く含んでいるのが特徴です。のめり込めないパートもありますが、それくらい想像外の近寄りがたいような空間が77分のトータルタイムの中に広がっています。
.fav『Forty Six & 2』
Trivium/Ember to Inferno:★★★
メタルコアバンドの1st。
今やこのジャンルを代表するビックバンド。1stから国内盤が出たりと注目されていたようです。音質の悪さやクリーンパートの弱さなどのマイナス点を差し引いても、1stにして有望株として十分良作と言えます。
.fav『Ember to Inferno』
The Wake/Death-A-Holic:★★
メロデスバンドの2nd。はつきき
イエテボリメロデスを継承したスタイル。メロディは充実していますし、デスラッシュのように武骨に突進していく聴きごたえもあります。好きな人にはたまらないでしょうが、トータルタイム40分の中で楽曲が似たり寄ったりなのでややお疲れ。オアシスのような中盤のインストが名曲に聞こえます。
.fav『Rejected』